このページでは、医療機関で受けられるレーザー脱毛のプロセスやレーザーを使う医療脱毛のメリットとデメリット、エステとの違いなど脱毛方法がどういうものかを説明します。
医療脱毛とは文字通り医療機関で行う脱毛で、一般的にはレーザー脱毛を意味します。
医療機関によって導入している脱毛機器が違うので、方式は複数ありますが、ダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーが主流といえるでしょう。
脱毛する仕組みとしては、レーザー光線によって体毛と毛母細胞を破壊して、体毛が生えないようにするもの。破壊というとイメージが悪いかもしれませんが、レーザーは黒い色素にだけ反応するので、皮膚に当てることで、毛穴から見える体毛にレーザーが吸収され、熱によって毛母細胞も破壊されるというわけです。
施術直後は毛穴の中に黒い点が残っているように見えますが、ある程度時間が経てば、これらは毛穴から抜け落ちていくので安心してください。
なお、レーザー脱毛の施術は1回きりではなく、毛周期に合わせて複数回行うことで、毛母細胞をなくして脱毛が完了します。
医療機関で受けられるレーザー脱毛の一般的な施術の流れについて、詳しく紹介していきます。
カウンセリングは施術の内容に関する説明・注意事項を受けるとともに、毛質・毛量・肌質などがどの程度かチェックを行います。チェックしたことにより施術回数や料金などが分かってくるはずです。
カウンセリングで特にやっておきたいのは、不安や疑問などを徹底的に質問・相談すること。その時の医師や看護師の対応を見て、良いクリニックかどうか判断できます。あらかじめ質問内容をまとめておくといいかもしれません。衛生面などについても質問しておきたいですね。
以下に、カウンセリングの際に聞いておくべきポイントを挙げています。
【カウンセリング時のチェックポイント】
【脱毛前に確認しておきたい注意点】
施術前に毛抜きを使って自己処理をしてしまうと毛根がなくなるため、レーザーを当てても脱毛の効果が得られません。カミソリやシェーバーで毛を剃りましょう。
毛剃り自体は安全に脱毛できる方法ですが、体への負担がない訳ではないのでしっかり体調管理を行うことが大切。生理期間は施術不可のクリニックもあるため、施術可能かどうかあらかじめ相談しましょう。
施術後は肌を守るために紫外線を避ける必要があるため、脱毛箇所を覆うことができる服装で行くのがベストです。
【脱毛本番】
施術後、数日~1週間ほど経つと毛が生えてくるように感じるかもしれませんが、これは処理した毛が肌表面に押し上げられてきた証拠。しばらくしたら自然と抜け落ち、徐々に毛穴が小さくなって肌がスベスベになっていくのが分かると思います。
施術回数を重ねていくと毛が細くなり、自己処理後の肌荒れもなくなっていくのが実感できますよ。
【施術後の注意事項】
レーザー脱毛という方法を採用する医療脱毛にはメリットとデメリットとがあるので、簡単に整理してみましょう。
レーザー脱毛が主流の医療脱毛に対して、エステサロンでは光脱毛が主流。これは黒い色素に吸収されやすい波長の光を当てることで毛母細胞を破壊する方法です。
使用する機器やネーミングなどはサロンによって違いがありますが、一般的には以下のようなメリットとデメリットがあります。
このように、医療脱毛のレーザー脱毛にもエステの光脱毛にも、長所や短所はあります。
中でも気になるのは肌トラブルでしょう。その点では施術者の経験や実績に依存する部分もありますが、医療機関の施術の方が安心できると思います。
光脱毛などの脱毛では、冷却ジェルを塗布した上で施術を行うのが一般的ですが、アレキサンドライトレーザーはジェルを塗らずにすぐ照射に入れるため、ジェルを塗布したり拭き取るといった時間をカットしてスピーディーな施術が可能です。またジェル独特のベタつきが嫌いという人にも気持ちよく施術を受けていただけます。
アレキサンドライトレーザーはかなり前から医療脱毛機器として採用されている脱毛器になりますので、信頼性が高いという点もポイントです。 皮膚が弱く医療脱毛によって肌のトラブルが発生しないか不安だという人も、実績があるアレキサンドライトレーザーなら安心して施術を受けられます。
アレキサンドライトレーザーは、シミなどの色素沈着を改善する効果があるとされ、フェイシャルとしても活用されています。シミ以外にも照射することで肌のハリを出す効果があり、脱毛サロンの中には同時にフェイシャルの施術を行っているサロンも少なくありません。
アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーを比較すると、アレキサンドライトレーザーのほうがメラニンに反応しやすく、シミの原因にしっかりアプローチできるため、色素沈着を改善する効果が高いです。またアレキサンドライトレーザーはレーザーの光が肌の奥まで届き、コラーゲンの生成を促すため肌にハリを出す効果が高いとされています。
ちなみに、シミのひとつである太田母斑に効果があるという点ついては、その研究結果が論文にまとめられています。
アレキサンドライトレーザーは照射するレーザーの波長が755nmで、同じレーザー脱毛器として比較されるダイオードレーザーの波長は800nmですので、脱毛効果についてはダイオードレーザーよりも若干弱いです。 施術を受ける人の毛量やムダ毛の太さなどにもよりますが、まったく同じ条件だった場合は、アレキサンドライトレーザーのほうがダイオードレーザーよりも施術回数を多くする必要があります。
ただし、アレキサンドライトレーザーのほうが機械の価格が安いため、脱毛の施術においても安価で受けられることが多いようです。立地や施術以外のサービス内容などによって費用設定は異なりますが、できるだけ費用を抑えて医療脱毛を受けたいという人は、アレキサンドライトレーザーを選ぶとよいでしょう。
アレキサンドライトレーザーでの施術が適している人は、肌が弱く施術上のトラブルが心配な人、費用をできるだけ抑えたい人、医療脱毛と並行してフェイシャルの施術も受けたいという人などが挙げられます。フェイシャルについては、クリニックによっては医療脱毛のコースで残った回数分をフェイシャルに充てられるところもありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
アレキサンドライトレーザーの紹介で触れたように、ダイオードレーザーはアレキサンドライトレーザーよりも光の波長が長いため、脱毛効果も高いとされています。レーザー脱毛は、肌に照射する際に肌や毛根のメラニンに反応し、熱を発することでムダ毛の再生機能を破壊する仕組みです。
アレキサンドライトレーザーのほうが、メラニンを吸収しやすいため熱を発しやすく、その分痛みも大きくなってしまいます。
ダイオードレーザーは肌の奥の毛根細胞に反応するので、皮膚のメラニンに反応しにくい分痛みが小さいのです。さらに肌の奥まで波長が届く分脱毛効果が高く、背中など産毛のような細い毛にも反応しやすいのも特徴。レーザーが反応しにくい部分もしっかりと処置できるので、細いムダ毛もしっかりお手入れしたい人にはダイオードレーザーが適しています。
ダイオードレーザーはメラニンに反応しにくいことに加え、レーザーの波長を細かく調整することができるので、一般的にレーザー脱毛が適さないとされている日焼けした肌でも施術を受けられます。
日焼けでなくても、色素沈着を起こしている箇所もお手入れできるため、これまでほくろに生えているムダ毛をお手入れできずにいた人も、気兼ねなく施術を受けられるのは助かりますね。
アレキサンドライトレーザーはメラニンに反応することで色素沈着を改善したり、肌のコラーゲン生成機能を促してシミや肌のハリを改善する効果が期待できますが、ダイオードレーザーには同様の効果が期待できないため、美肌効果はありません。
けれど、レーザーの照射口が広いので効率よく脱毛を進めることができるほか、照射漏れしにくいのできれいに脱毛できるとされています。 熱によるやけどや毛嚢炎などのリスクが少ない点も、ダイオードレーザーの特徴であるといえるでしょう。
ダイオードレーザーはアレキサンドライトレーザーと比較して脱毛効果が高いため、施術回数が少なくて済みます。また、ダイオードレーザーも冷却ジェルを使用せずに施術を受けることができるので、1回の施術に必要な時間はアレキサンドライトレーザーと大差ありません。
コース終了後に産毛が再生してしまう可能性が低いのも、ダイオードレーザーの特徴です。ただし、まだ導入されて日が浅いため、実績数が低くトラブル対応などが明確になっていないので、まだ事例のないトラブルが発生することがまったくないとはいえません。
また、アレキサンドライトレーザーと比較して機械自体の価格が高いので、施術費用が高めに設定されていることが多いです。
ダイオードレーザーでの施術に向いている人は、美肌効果よりもしっかり脱毛することを目的としている人、できるだけ痛みを抑えた施術を希望している人だといえます。
VIOラインはレーザー脱毛の痛みを感じやすい部位ですので、こうしたデリケートゾーンの脱毛を検討している人も、ダイオードレーザーが適しているといえるでしょう。 男性でヒゲ脱毛を検討されている人も、痛みを感じにくいダイオードレーザーのほうが向いています。
そのほか、日焼けした肌の人や各部位にシミなどの色素沈着を起こしている人、細いムダ毛が生えている部位のお手入れをしたい人も、ダイオードレーザーがおすすめです。アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザー、それぞれのメリットとデメリットを比較した上で、自分に合った脱毛機器を選んでみてくださいね。
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YAGレーザーの長所は何と言っても「奥深くまで届く」ということが挙げられます。奥深くとは、ワキ、VIOラインのように毛深い場所、つまり毛穴が億にあるような部位でもきっちりと脱毛をしてくれることを意味します。
その距離は、1064nmになります。アレキサンドライトレーザーは755nm、ダイオードレーザーは800nmの距離となるため、その長さを実感することができるのではないでしょうか。
さらに、YAGレーザーは肌の奥を刺激することになるため「新陳代謝」を高めることができると言われています。さらに、コラーゲンの生成を促進もされるため、肌の質もよくしてくれることになります。
脱毛と話が逸れてしまいますが、実はYAGレーザーは美肌効果ももたらしてくれると言われています。それもそのはずで、シミの治療にも使用されているレーザーだからです。シミもレーザー照射することで除去が可能です。
具体的には、加齢と共に浮き出てくるシミ(老人性色素斑)、そばかす、いぼ、青あざ。これらの治療が可能となっているわけです。さらにタトゥー除去も可能としています。
これは、肌の奥まで届く「1064nm」と合わせて、色素を効率的に破壊することができる「532nm」(半波長)も使用しているからです。少々専門的なお話になってしまいましたが、単純にシミも除去できるということを、ご理解頂ければと思います。
YAGレーザーのメリットは、通常のレーザー脱毛ではNGとされている肌の状態でも脱毛が可能ということです。例えば、日焼けで黒くなってしまった肌。黒ければ黒いほど、レーザー脱毛は適さないとされていました(黒い毛根に反応することが根底にあるからです)。しかし、YAGレーザーは奥深くまで届くため、毛根へ直接アプローチができるため問題がないわけです。
また、産毛に対しても問題なく脱毛することもできます。産毛に関しては、フラッシュ脱毛なども得意としている分野ではありますが、濃い毛に対しては効果が薄いとされています。つまり、YAGレーザーは、毛深い毛根に対しての脱毛をしつつも、同時進行で産毛の脱毛も効率的にできてしまうメリットもあるのです。
深くまで届くということは「永久脱毛までの時間短縮ができる」というメリットも生み出します。今までなかなか届かなかった剛毛部位は、何度も何度も照射しないといけませんでしたが、これがダイレクトに届くようになるわけですから脱毛回数が減るのもうなずけます。
回数が減れば、言うまでも費用も安くできるという意味にも繋がってきます。回数が減ることで今まで脱毛に費やさないといけなかったはずの時間を手に入れることができ、さらにお金も浮かすことができる、至れり尽くせりのレーザーがYAGレーザーなのです。
「YAGレーザーが適している人」は、正直なところ誰でもOKというのが回答になります。産毛体質の人、剛毛体質の人、脱毛したい毛の質に関係なく対応することができるからです。さらに、色黒、日焼けで黒くなっている人でも脱毛が可能となっているため、このような結論になるわけです。
強いて言えば、やはり「剛毛で悩む人がより適している」ということはできます。特にVIOラインの毛量が多い人にとっては救世主といってもよいかもしれないほどの効果を発揮してくれます。
さらに、加齢と共にどうしても発生してしまう、シミだったり、そばかす、そしてイボなどの治療をしたい人にも適しています。美肌効果を得ながら脱毛ができるYAGレーザーというわけです。
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